地頭とは、物事の要点や本質をすぐに理解し、整理し、論理的に考えられる頭の良さを指しています。
本記事では、地頭に自信がなかった私が、地頭を鍛えて外資コンサルに転職した経験を踏まえ、
- 私が地頭を改善した方法
- 地頭が悪い&良い人の特徴
- 地頭が悪くなる原因・デメリット
- 地頭を良くする方法
こうした点について解説します↓
なお、私は地頭を改善するために「聴く力」を習慣的に使うようにしました。地頭が良い人は「聴きながら整理するスキル」が高いんですよね。
具体的には、Amazonの「聴く読書」を使って、通勤時間や暇な時に聴く習慣を作りました。
※聴く読書は、よくCMでやっているAudible(オーディブル)です↓ ※30日間無料キャンペーン中らしいですね
本を耳で「聴く」ことができるので、「聴く訓練」&「聴きながら整理する訓練」にめちゃめちゃ使えるんですよ
追記:無料キャンペーン中に「地頭の本」が読めるみたいです
私が特におすすめしている地頭の本は「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考という本なのですが、Audible(オーディブル)で聴けるみたいです。
もし紙の本を買ったら数千円するんですが、今なら30日間無料で聴き放題なので、サクッと聴いて退会しちゃいましょう
※本のタイトルでビビっていましたが、意外とめっちゃ読みやすいです
「聴く力」を訓練しつつ、「地頭の本」を無料で聴けるなら一石三鳥で合理的すぎますよね(笑)
私について
私は以前外資系コンサルティング会社で働いており、入社面接や普段の仕事では「地頭の良さ」を求められるシーンだらけの世界でした。今回の記事では、そうした経験を踏まえて解説しますね^ ^
地頭が悪い人の特徴
地頭が悪い人の特徴として下記があります。
1つずつ解説しますね。
なお鍛える方法は後ほどこちら(地頭を良くする方法)で解説しますね^ ^
地頭が悪い特徴:論理的に考えることが苦手
地頭が悪いことの代表例として論理的思考力の低さが挙げられます。
- 「それって理由になってる?」
- 「話の筋が通ってなくないぞ?」
と言われたことがある人は注意です。
地頭が悪い特徴:要点(ポイント)をつかむのが苦手
- 「それは枝葉の議論だよね」
- 「要するにどういうこと?」
こうしたことが言われたことがある人も注意です。
要点を掴めないと話を聞く能力だけでなく、説明する能力にも影響します。
地頭が悪い特徴:視野が狭いと言われる
- 「確かにそれは正しいんだけど、本当にそれだけなのかな?」
- 「それって逆に◯◯という捉え方もできない?」
視野が狭いとこうしたことを言われる可能性があります。
地頭が悪い特徴:物事の本質を見抜けない(素直すぎる)
- 「なぜそれをするのか?の意図を考えてみよう」
- 「素直すぎるな〜詐欺に騙されないように気をつけなよ!」
これも言われると悔しいですが、地頭を鍛えたほうが良い可能性が高いです。
地頭が悪い特徴:相手に合わせた対応ができない(応用力がない、マニュアル対応をしてしまう)
- 「指示されたことだけじゃなくて、自分で考えてみて」
- 「確かにマニュアルにはそう書かれているけど、今回のケースなら◯◯という対応をすべきでしょ」
これも言われると悔しいですよね。地頭を鍛えて見返してやりましょう。
※無料で地頭を良くした体験談は別記事で紹介しています:「地頭」を良くする2つの方法【地頭が悪かった外資コンサルの体験談】
地頭が悪くなる原因
地頭が悪くなる原因としては上記があります。
1つずつ解説しますね。
地頭が悪い原因:暗記力に頼っており、深く考える習慣がない
学校教育における試験は得意だけど地頭に自信が無い、という人はこのケースが多いです。
暗記力が良いため、大抵の学校教育の問題は解けてしまうんですよね。
一方で、たいていの仕事には答えなんてなく、答えに近そうなものを自分で導き出していく能力が求められます。それこそが地頭力なので、学校のテストで良い点を取れていたのに仕事ができない、なんていうのはこのパターンです。
答えがない問題を自分で考えてみる、という経験を増やしましょう^ ^
地頭が悪い原因:地頭を鍛えた経験がない
ほとんどの人は地頭を鍛えた経験がないです。というのは、日本の学校教育は答えがある問題ばかりを解かせるからなんですよね。
地頭を鍛えたことがない人がほとんどだからこそ、地頭を鍛えることで周囲の人よりも一歩リードできる可能性が高まります。
なお鍛える方法は詳しくはこちら(地頭を良くする方法)で解説します。
地頭が悪い原因:相手が何を求めているか?を考える習慣がない(マニュアル対応が多い)
コミュニケーション能力の1つとも言えますが、「相手は何を考えているか?」「本質的に何を望んでいるか?」を考える習慣がないと地頭力が低下してしまいます。
高学歴でも地頭の悪い人は存在する
地頭が悪くなる原因を解説しましたが、その理由からも分かるように、高学歴の人でも地頭は悪くなる可能性があります。
というより、地頭を鍛えた経験がない限り、基本的に地頭は悪いところからスタートする人がほとんどだと思います。
逆に学歴に自信がない人でも、地頭を鍛えれば高学歴の人よりも地頭は良くなりますし、就職や仕事、転職、普段のコミュニケーションの面で評価される可能性も高くなります。
地頭の悪さは遺伝するのか?
地頭の良し悪しにはもちろん遺伝も関係するでしょう。しかし遺伝による影響よりも、「地頭を鍛えた経験があるか?」という点がかなり大きく影響すると考えています。
実際、私は学生の頃に初めて「地頭」という言葉を知りましたが、それ以前に書いた自分のノートやメモを見ると恥ずかしいほどに地頭の悪さが出ています笑
そんな私でも学生時代や社会人になってから地頭を鍛えたおかげで、外資系コンサルティング会社に就職し働くことができました。
大事なのは訓練するかどうかです。
※ちなみに個人的には大学受験の勉強よりも、地頭を鍛えることの方が数倍簡単でした。オススメの書籍はこちら(地頭を鍛える書籍)で解説しています。
地頭が悪いことによるデメリット
地頭が悪いことによるデメリットは下記です↓
- 仕事に影響する
- 就職や転職にも影響する
- 人間関係にも影響する
- そもそもコンプレックスになる
サクッと解説しますね↓
地頭の悪さは仕事に影響する
地頭の悪さが仕事に影響することは簡単に想像できますよね。
日々の仕事に影響し、結果的に昇進、昇給、転職にも影響します。
地頭の悪さは就職や転職にも影響
地頭の悪さは就職や転職の面接シーンでかなり影響します。
というのは、
- 面接官の質問内容が理解できない
- 質問の意図を深く読んだ回答ができないので、面接官が1から10まで質問する必要が出て、少しずつストレスになる
- 回答が分かりにくいので、それだけで「仕事ができないかも」と思われてしまう
これだけのデメリットがあります。
注意
世の中には高額な情報商材や有料セミナーや有料講座があふれていますが、それらに投資する前にまずは地頭を鍛える書籍をポチりましょう。
大事なのは小手先のテクニックではなく、本質的な能力を高めることです。
オススメの書籍は後ほどこちら(地頭を鍛える書籍)で解説します!
地頭が悪いと人間関係にも問題
地頭の悪さはビジネスシーンだけでなく、プライベートの人間関係にも当然影響します。
- 「この人、話がいまいち噛み合わないな〜」
- 「いや、そういうことを聞いてるんじゃないんだよな〜」
と思った経験はありませんか?もしそれを自分が相手にしていると想像すると。。。
「質問の意図を正しく理解する」「本質を理解して一歩先を読んだ回答をしてあげる」といった能力はコミュニケーション能力そのものであり、そのスキルがあると会話相手にストレスを与えないで済むので、円滑なコミュニケーション、円滑な人間関係の構築に近づけますよ^ ^
地頭の悪さはコンプレックスになる
上記で説明したように、地頭の悪さは就職、転職、仕事、コミュニケーションといったシーンで求められる能力なので、これが苦手だとかなり困ることが増えそうなのは想像できますよね。
「地頭が悪いから恥ずかしい」という明確なコンプレックスとして現れるのではなく、
- 仕事でミスが多い。自信が持てない。。。
- 就職活動で失敗した。。
- 転職活動がうまくいかない。。
- 人と話すのが苦手だ。。
といった形で表面化していく可能性があるので注意が必要です。
逆に、地頭を鍛えればそれらの課題が解決する可能性があると思うと頑張れますよね^ ^
地頭が良い人の特徴
地頭が良い人の特徴には下記があります。
- 論理的思考力が高い
- 要点をつかむのが早い
- 状況に合わせて適切な行動を判断できる
1つずつ解説しますね。
地頭が良い特徴:論理的思考力が高い
地頭の良さを説明する上で論理的思考力の高さは必須とも言えます。
こうした主張ができ、周囲をその説明で納得させられるかどうかですね。
後ほどこちら(地頭を鍛える方法)で解説しますが、ここは訓練で鍛えることができる能力です^ ^
地頭が良い特徴:要点(ポイント)をつかむのが早い
例えば同僚(営業職)の1日の仕事の流れについて説明を受けた場合、
みたいなイメージです。
詳細をしっかり理解するのも大事ですが、まずはざっくり全体像を掴むと理解しやすい&相手にも説明しやすいよね、というメリットがあります。
地頭が良い特徴:状況に合わせて自分がすべき行動を判断できる
例えばクライアントから商品Aと商品Bの違いを質問された際に、単にその違いだけを説明するのはナンセンスですよね。
そうではなく、
このように臨機応変に行動することができるかどうかが大事です。単なるマニュアル対応ではなく、仮説を持って適切な行動ができるかどうかですね。
地頭を良くするにはどうすればいいか
ここでは地頭を良くする方法を解説しますね。
そもそも↓
地頭の悪さは努力で解決できる
前提として、現在地頭に自信がない人でも、努力で改善することができます。
繰り返しになりますが、私も地頭に全く自信がありませんでしたが、訓練することで自信を持てるようになりました。
地頭を良くする方法
地頭を良くする方法は下記です↓
- 地頭に関する本で「頭の使い方」を理解する
- 疑問を持つ習慣をつける
- シンプルに考える
1つずつ解説します↓
地頭に関する本で「頭の使い方」を理解する
地頭を改善する本として、私のおすすめは下記です↓
※①〜③は購入すると数千円もしますが、3冊とも30日間無料でAudible(オーディブル)で聴けるキャンペーンを今なら実施中らしいです
①独学の思考法-地頭を鍛える「考える技術」
②「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考
③地頭力を鍛える
④地頭がいい人の問題解決力
①〜③は無料期間を使ってAudible(オーディブル)で少しだけ試しに聴いてみて、自分に合う1冊を選んでみてくださいね。
恥ずかしい思いをしなくなった
ちなみに、私は地頭を改善したことで、外資コンサルに転職でき、年収はかなりUPしました。
また、人間関係もかなりうまくいくようになり、地頭で恥ずかしい思いをすることがなくなりました。本当に人生が変わりましたね。
また、④の本はAudible(オーディブル)では配信されていないんですが、30日間は無料でKindle Unlimitedで読めるので、お金を払わなくて済みます。
読み終わったら30日以内に解約しちゃえばOKですね。
※なお地頭を鍛えるにはとにかく「頭の使い方」を学ぶことが大事なので、上記の本を聴かずに(読まずに)これ以降↓の取り組みをしても、効果はかなり限定的です。
疑問を持つ習慣をつける
本を通して「頭の使い方」を理解したら、次は普段から「なぜだろう?」と疑問を持つ習慣をつけましょう。
これは「物事は全て疑おう」というわけではなく「意図を深く考えるようにしよう」という意味です。
頭の使い方を知っていればどんな観点から深く考えるべきか、状況に応じて判断できるようになります。
イメージとしては「なぜ?を3回繰り返す」のがオススメです。(聞いたことを鵜呑みにしない)
例えば、
- 「なぜ上司はこの仕事を私に依頼した?」
- 「その背景を踏まえると私はどう行動するのがベストだろう?」
- 「仕事の全体像を踏まえると、本当にその行動がベストだろうか?」
このイメージですね。
少しずつでいいので、深く考える習慣を付けていきましょう!
シンプルに考える
深く考えるようになったら、次はシンプルに考える(構造化や抽象化)して考えるようにしましょう。
構造化や抽象化の方法についても、地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」|細谷 功(2007)でかなり詳しく解説されています。
まとめ
今回の記事のポイントは下記です。
メモ
- 「地頭が悪い」とは、頭の使い方が下手な人を指す
- 地頭を鍛えるには専門の本がオススメ
- 地頭を鍛えると仕事や就職&転職、普段のコミュニケーションで役立つ
私が無料で地頭を改善した方法は下記の記事で紹介しています:「地頭」を良くする2つの方法【地頭が悪かった外資コンサルの体験談】